しっかり者の嫁とダメ亭主の日常


by nakaya073
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別れている間にも

アホ旦那のお父さんがガンでもう余命がないらしい。
肺がんで、片方の肺を切除した後、もう一つの肺に転移し、その部分を取り除いたが、術後、ずっと咳をし、食事もほとんどとることができず、体重は30キロ代にまで落ち、生きる気力も失っているという。

彼のご両親にはお世話になった。
アホ旦那のことはどうでもいいが、彼の家族が本当に気の毒で、お見舞いに行って少しでも元気づけてあげられたらと思い、アホ旦那と米原で待ち合わせをして北陸まで向かった。

アホ旦那は お父さんが病で苦しんでいるのに、久々私に会えて嬉しいらしい。

アホだが、こういうところは素直だ。

めずらしく、ドラマやオタク的な話をしてこない。
さすがにお父さんの事が心配なんだろうと思ったら、アホ旦那が嫌なことを思い出すかのようにゆっくり話し始めた。

「実は、この電車。嫌な思い出があるんだよね。」

何?おとうさんとこの電車にのって叱られたとか、何かあったの?

「実は・・・この前、見舞いのためにこの電車に乗ったらさぁ・・・・変なエロじじぃが乗ってやがってさぁ・・・」

エロじじぃ?

「女子高校生みたいな女の子に、色々話しかけてるんだよー・・こっちは眠いのにさぁ・・・」

お前が眠いの関係あらへんやろ。

「どこに住んでるの?とか、いやらしいこと聞いてるんだよー・・・」

別にいやらしくねぇし。

「もーあまりにもうるせぇからさー・・うるせー!寝てる人だっているんだ!!って皆の前で言ってやったんだ」

ヒーローぶってるぜ。

「いや、皆もうるさいって、きっと思ってただろうと思うんだ」

皆って、お前だけやろ。

「そしたらさぁ、そのじじぃ、俺のメガネを取り上げて停車したときに外に投げやがったんだ!」

えー!

「で、そのじじぃ、俺のメガネを投げた後、別の車両に逃げたから、追いかけてやってさぁ」

おう、それで、捕まえたの?

「追いかけたんだけど、じじぃ早くてさぁ、こっちはメガネとられて何も見えねぇし。散々だったよ。」

どんくさー。

「俺は女子高校生を助けたんだ。」

助けてメガネ捨てられとったら世話ないな。

「もー嫌なこと思い出しちゃったじゃないかよー」

勝手に思い出したくせに。
別れていても、やっぱりアホだな。つくづく思った。
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by nakaya073 | 2010-11-10 18:16 | 激怒レベル1